六カ国の思惑を推理すると、やはりまずいですね。 | 軍事作家 橋本 純の反戦ブログ

六カ国の思惑を推理すると、やはりまずいですね。

北朝鮮は、爆縮形でなく、本格的なミサイル弾頭を欲しているのは、プルトニウムを利用していることから、簡単に推理できますね。いつもの土俵際外交と考えていると、ここ半年の金正日の国内影響力低下を考えると、危ないかもしれないですよ。

そもそも中国は、金正日の政治力を奪い、かつてのソ連式に武力介入し、北朝鮮を中国の主権に組み込みたいという意識がありますから(アナリストの間では常識ですね)、ここで核をもたれるのは困るが、もう半日デモを政府が仕掛けちゃった手前(あれ、自発的に学生がやったと信じていたら、政治分析は出来ません。綺麗に5月4日のデモを押さえられたのは、誰が裏でリードしてたかの証左だねと、過日作家仲間と電話で話しておりました。

韓国は、もう併合なんてとっくにあきらめてます。むしろ、中国マーケットを保護するために戦乱を避けたい立場になってます。

アメリカだけは、まだなぞの部分が大きいんですよね。

というのも、平和裏に話が進んでも、武力行使を行っても。対中国マーケットへのっ拡販は、影響ないと見る投資家が多いからです。

ロシアに関しては、静観を決め込んでいるように見えますが、国連本部では、アメリカと北朝鮮の大使に次ぐ銀度で、水面下交渉を行っていますから、何か隠し玉があるかも知れません。

日本は・・・山崎さん、何を交渉してるんですか! 中国マーケットを失う瀬戸際ですよ。

真剣みが足りなすぎます。(嘆息)

尚これらの意見は、複数のアナリストや政治研究家と討論した際に出てきた話のごく一部です。

単なる私論ではありません、念のため。