小泉さん、そりゃないよ | 軍事作家 橋本 純の反戦ブログ

小泉さん、そりゃないよ

官僚人事に総理が介入するというだけでも、歴史的事件なのに、今回は私怨といわれても仕方の無い部分が多すぎますよ。(まあ、だから急に確定報道から匿名報道に切り替わったのでしょう。ついでに、焦点もぼかしてきている辺りは、まだ支持率を気にしていますか)

高橋氏は、小泉氏が郵政大臣時代の大臣官房で、大変非協力的でしたね。

現在の郵政公社で間違いなくナンバー2の人間を、同じ総務省の中というだけで郵政業務からはずすのは、まさに江戸の仇を長崎で討つようなものですね。

亀井静香氏は個人的に好きではありませんが、今回だけ彼の言葉を支持しましょう。

「ファッショだよ」

その通りです。独裁政治に限りなく近い出来事です。

郵政民政化という自分の理念のために、人事介入は、越権行為じゃなくても顰蹙ものです。

本気で民営化推進する場合、尤も有能に働けるのは官僚です。ただ、利権などの慣習や、業務体質が。彼らの本来の資質を潰しているだけとも言えます。

黒字にならなければ、将来が無いという状況を作れば人間能力発揮するものです。

(まあ、建前論です。私は信じてないかも、アンビバレンツな発言ですが、官僚はやはり骨まで腐った体質が染みてますよ。政府の行政改革を骨抜きにしたのも、実質的には官僚の皆さんですから)

この政権が、継続しているのは、まさに代替政権が存在しないから、にすぎませんね。(嘆息)