人の命の重さに変わりなどない! | 軍事作家 橋本 純の反戦ブログ

人の命の重さに変わりなどない!

kiku


先にお断りしておきます。私としては、今回始めて同一内容の文を、自分の二つのブログにアップしました。
私の意図を、どう読み取るのかは、貴方の自由です。


昨日、ML仲間のR氏の奥さんが他界されました。
本人の了承を得ていないので、詳細は触れませんが、移植手術後の合併症で亡くなったとだけお伝えします。
こういった、ネットで知り合った人間の身内が亡くなった事でも、心が悼みます。
増してや、これが自分の親しい友人、家族、そして愛する人であったら、貴方の心は悲しみにくれるはずです。
私は、両親の死に、本当に心を病みました。
悲しみに耐えるだけの強さがなかったのです。
こういった事は誰にでもあることでしょう。
多くの方が頷かれてくれると信じます。
そこで、考えて欲しいのです。
テロや戦争で死んでいく人々。兵士、傭兵、テロリスト、そして巻き込まれる一般人。
それだけじゃありません。犯罪の被害者、医療ミスの被害者、交通事故の被害者。
貴方は、ニュースでこれらの人々の死を知っても、憐憫の感情を持つ事が出来ていますか?
多くの人が、他人事と思い、読み流し、あるいは聞き流しているのではないですか?
でも、それらの人々にも家族があり、仲間が居り、そして友人がいたのです。
その人たちは、貴方の周囲の人間が亡くなった時と同じ悲しみを心に宿しています。
すべての人間が、仲間、友人、どう法と言う意識を持てたなら、悲しみを共有できるでしょう。
しかし、それは不可能なことです。
宗教の理念、政治信条、貧富の差、そして人種の差、さらには性差。
人間は、敵を作る事は容易に出来ても、仲間を増やし続ける事は出来ない生き物のようです。
しかし、どんなに立場が違っても、人の命の価値は、まったく変わらない。私はそう絶叫します。
世の中に、死んでもいい人間など、いるはずがない!
ひと時の事でも構いません。この世界に、争いのない時間が訪れる事を祈ります。
そして、30歳の若さで他界した麗華さんの冥福を心からお悔やみ申し上げます。